企業管理者、経営者の皆様、テレワークをどのように進めて行くかということで悩んでいませんか。本日、皆様に紹介するApple Configurator 2は企業などを中心に、様々なビジネスシーンで活用することができます。テレワークにおける諸問題を解決することもできますのでぜひ確認してください!
Apple ConfiguratorはAppleにより開発されている、企業においてAppleデバイス管理をするための MacOS 専用ソフトウェアです。2012年より無償で提供しています。今回の最新バージョンはApple Configurator 2です。具体的にApple Configuratorがどのような機能を持っているかについて説明致します。
Apple Configuratorは主に下記のような機能があります。
・デバイスのデータや設定のバックアップおよび復元
・機能制限ポリシー、パスコードポリシー等のプロファイル作成および適用
・iOSのアップデート
・監視設定
・アプリのインストール
ここで気を付けてもらいたいことはApple Configuratorの使用対象は企業や教育機関などであるという点です。すでに社員にiPadなどを配付している企業などを中心に、様々なビジネスシーンで活用されています。
Apple Configurator 2は2015年にリリースされ、その前身はApple Configuratorです。Apple Configurator 2が対応できるデバイスについては、すべての端末が管理できるわけではないので要注意です。2020年12月の時点で対応できるデバイスはiPad、iPhone、iPod touch、Apple TVの4端末に限られています。
Apple Configurator 2の機能について紹介したいと思います。Apple Configurator 2には複数端末のデータ・情報管理、端末の管理、プロファイルの作成の主要機能が備わっています。データの設定・バックアップおよび復元、機能制限ポリシー、iOSのアップデート、監視設定、アプリのインストールなどの機能を利用することができます。
各端末のデータ・情報管理の機能はどういう場面で利用できるのか。教育機関での活用について説明します。端末の情報基本管理は、アドレス、ID、空き容量、オペレーティングシステムのバージョンが含まれています。その他、インストール済みのアプリ・プロファイルを確認できます。また、授業で利用するアプリがクラス全員の端末にインストールされているかを事前に確認できます。未インストールなどによって授業が遅延してしまうトラブルを未然に防げることができ、学習に関係のないアプリの監視にも有用です。
各端末の管理の機能も職場や教育機関で活用することができます。Apple Configurator 2を使えば、各端末のアプリ・プロファイルのインストールや削除、監視、バックアップや復元・初期化といった管理が可能になります。このような機能は端末の正しい使用、円滑な授業・学習の促進(業務の促進)、業務進捗状況の確認など様々なシーンで活用されます。
Apple Configurator 2を使用するには、インストール先となる最新バージョンのmacOSのMacのほか、Macと管理対象のiOS端末と接続するために必要なUSBケーブル、複数台接続するためのUSBハブ、AppStore用のIDが必要です。
Apple Configurator2のインストールと作業前準備までの手順
①用意したMacにAppStore経由でApple Configurator2をインストールする。
②USBで管理するiOS端末に接続。
③Macを操作してApple Configurator2を起動し、iOS端末が接続台数分だけ画面表示されれば準備が完了します。端末に対して各種設定を行います。
自動登録によるデバイスの準備
Apple Configurator 2と「Apple School ManagerもしくはApple Business Manager」、MDMツールの3つを連携することで、管理したいデバイスを校内などのネットワークに接続し、パスワードやIDを入力するだけで自動的にすべての設定が反映され、設定内容がデバイスに割り当てられます。無線で設定できるほか、導入時の負担の大幅な軽減につながるので活用を検討してみる価値は大きいでしょう。
※出典:Apple「Apple Configurator 2でのデバイスの準備について」
ここで、Apple Configurator2の監視モードの使い方について詳しく紹介します。Apple Configurator2を使って監視モード化する注意点は下記の通りとなります。
① 監視モードにするとき端末は必ず初期化される(アプリ・データ・設定等は削除される)
② 監視モードにするときiOSのバージョンはアップデートされない
③ 監視モード化はMDMから遠隔で行うことができない
AppleConfigurator2 を使って監視モード化にする手順は下記の通りです。
1)対象となるiOS端末をUSBケーブルでMacと繋ぎます。
Apple Configuratorは何か?詳しく説明します
2)AppleConfigurator2を起動し、端末一覧から監視対象にしたい端末を選びます。右クリックから [準備] をクリックします。
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3)以下のように指定します。
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4)MDMに登録するかどうかが聞かれますので、ここでは「MDMに登録しない」のまま[次へ]をクリックします。
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5)割り当てる組織を選びます。
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6)新規組織を選択した場合、AppleIDでのログインが求められます。ASM(Apple School Manager)やABM(Apple Business Manager)のアカウントがない場合は「スキップ」をクリックします。
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7)管理識別情報が求められますので、前任の担当者や端末納品SIerから指定がない限りは前者の「新しい監理識別情報を生成」を選択して「次へ」をクリックします。
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8)監視モードではiOS初期設定時の各種画面をスキップできます。ここではスキップしたい画面のチェックボックスをOFFにして「準備」をクリックします。
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9)端末の状態によっては以下の警告が表示されます。アプリやデータは全て削除されますので、本当に監視モード化したい端末かどうかを確認して「消去」をクリックします。
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10)監視モード化のプログレスバーの表示を待ちます。1台あたり所要時間は2,3分程度です。
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11)端末が再起動され、監視モード端末として Apple Configurator2 の一覧に表示されます。
Apple Configuratorは何か?詳しく説明します
写真元:www.micss.biz
お使いのデバイスを監視モードから解放したいですか?または会社はデバイスのMDMを削除したいですが、操作方法はよくわかりませんので、困っています。
そのために、ここでは、お使いのデバイスのMDMをバイパスするソフト – AnyUnlockをおすすします。
1.まずはAnyUnlockをダウンロード&インストールします。
2.AnyUnlockを起動し、「MDMのバイパス」を選択します。
MDM プロファイルを削除してバイパスする
3.ヒント内容を確認し、「今すぐバイパス」ボタンをクリックします。
MDM プロファイルを削除してバイパスする
4.お使いのデバイスでMDMロック画面になっているか確認します。「完了」をクリックします。
MDM プロファイルを削除してバイパスする
5.次の手順に従います。
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6.リモートマネージメントロックをバイパス中、少々お待ち下さい。
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7.バイパス完了しました。
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