[最終更新日:2016年10月24日]
Apple製品のiPhone/iPad/iPod touchはいつもいろいろな便利を持ってきます。私たちの生活を変えてきて今や欠かせない存在になります。しかし、デバイスを長く使うと、反応速度の遅いだけでなく、バッテリーの減りも早くなってきます。電池の持ちが悪くなったら、出掛けてから家に帰るまで充電が持たないので非常に不便です。そういう場合、バッテリーの交換が必要になります。
バッテリー交換の費用は、購入1年以内、またはiPhone向け保証サービス「AppleCare+ for iPhone」の保証期間内なら無償で、それ以外は通常9400円(税別)がかかります。しかし、バッテリーの交換は複雑で時間がかかるので、したくない方も多いでしょう。何か交換しなくてもバッテリーを長持ちさせる方法はありますか?ここでは、iPhone/iPad/iPod touchのバッテリーを節約・長持ちさせる15つの方法をまとめて紹介します。
iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせる - バッテリーの使用状況を確認
iPhoneでバッテリーの減りが早いと感じたとき、まずはどのアプリがどれぐらいバッテリーを消費しているか、確認しましょう。あまり使っていないアプリが、バックグラウンドで無駄にバッテリーを消費している可能性があるのでチェックしてみましょう。
1 お使いのiPhone/iPadのホーム画面で、「設定」アプリを起動します。
2 「一般」をタップします。
3 「使用状況」をタップして、バッテリー欄で「バッテリーの使用状況」を選択します。
4 個々のアプリケーションごとにバッテリーの使用状況が一覧で表示されます。1日、または7日以内に利用したアプリのバッテリー使用率を確認できます。あまり起動していないのにバッテリー消費量の多いアプリがすぐ分かります。
あなたのiPhoneのバッテリーを食っているアプリが判明したら、以下のような対処をしていきましょう:
ご注意: 2016年、Apple社のソフトエンジニアリング担当の副社長であるCraig Federighiがバックグラウンドアプリを終了させなくても、バッテリーに影響しないと発表しました。
Appのバックグラウンド更新をオフにする
アプリのバックグラウンド更新は、アプリを起動していない間もアプリが自動的にデータを更新する機能です。iPhone、iPadとiPod touchのバッテリーの消費を節約するには、使わない/不要なアプリのバックグラウンド更新を個別にオフにしましょう。また、iOSデバイスを高速化させることもできます。以下のように行ってください:
1 「設定」アプリを起動します;
2 「一般」をタップ > 「Appのバックグラウンド更新」をタップします;
3 「Appのバックグラウンド更新」のアプリの一覧の中から、使用回数の少ないアプリをタップしてオフにします。
コンピュータを使ってUSB経由でiOSデバイスを充電する時は、そのコンピュータがコンセントにつながれており、電源が入っていることを確認してください。デバイスをつないだコンピュータの電源が切れている場合や、スリープモードまたはスタンバイモードになっている場合は、デバイスのバッテリーが消費されることがあります。iPhone 3GとiPhone 3Gsは、FireWire電源アダプタ、またはFireWire対応シガーソケット充電器での充電に対応していません。
iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせる - 明るさの自動調節をオフにする
画面が明るいほど、バッテリーの消耗が激しくなるので、適切な明るさ設定をしましょう。iPhoneは明るいところに行くと画面が明るくなって、暗いところに行くと画面が暗くなる自動調節機能が付いています。これをオフにすることによって、電池の消費を抑えることができます。
設定するには、「設定」アプリの「画面表示と明るさ」から「明るさの自動調節」をオフにします。
iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせる - 低電力モードをオンにする
iOS 9で新しく追加された低電力モードを使うと、iPhoneのバッテリー残量が少なくなってきた時に、簡単にバッテリー駆動時間を長くすることができます。バッテリー残量が20%になった時と、さらに10%まで下がった時に、iPhoneがあなたにお知らせし、ワンタップで低電力モードに切り替えられるようにします。もしくは「設定」 > 「バッテリー」の順に選択して低電力モードを有効にすることもできます。
セキュリティの面を考慮しても、バッテリーの持ちを考慮しても、自動ロックは短いほうがよいです。自動ロックを短くすれば、バックライトによる消耗を抑えられます。「設定」 > 「一般」 > 「自動ロック」>1分に設定にする事で、常にスリープになりますので、電池の減りは少なくなります。
iOSデバイスを長持ちさせる - 自動ロックを1分に設定する
Wi-Fiを常時オンにしていると、iPhoneは利用可能なWi-Fiを探すために消費電力が多くなります。そこで、Wi-Fiを切るなら、iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせられます。
方法: デバイスで「設定」を起動 > 「Wi-Fi」 > 「Wi-Fi」をオフにします。
iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせる - 位置情報サービスをオフにする
位置情報サービスはGPSを利用して現在地情報を検出するためのものだが、現在地情報を検出するためにバッテリーを消耗します。位置情報サービスがまったく必要ないのであれば、「設定」 > 「プライバシー」 > 「位置情報サービス」をオフにします。
ですが、「まったく使わない」という人は少ないと思うので、上記をオンにして個別にオフにすることもできます。
iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせる - 視差効果を減らすをオンにする
アイコンを押すとアイコンが飛び出てアプリ画面に移動するような視差効果がありますが、これをオフにすることによって電池を節約することが出来ます。さらに、視差効果をオフにすると、動作もより速くなります。
1 iOSデバイスで、「設定」アプリを起動します;
2 「一般」 > 「アクセシビリティ」の順にタップします;
3 「視覚効果を減らす」を「オン」にします。
Appleのソフトウェアアップデートには先進的な節電技術が含まれていることが多いので、あなたのデバイスが最新バージョンのiOSを搭載していることを常に確認してください。
おすすめ記事:iPhone/iPadのiOSソフトウェアをアップデートする方法
iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせる - 極端な周囲温度を避ける
Apple製デバイスは、広い周囲温度範囲で正しく動作するように設計されており、最適な範囲は16°C〜22°Cです。特に重要なのは、35°Cを超える周囲温度にデバイスをさらさないことです。バッテリー容量に回復不能な損傷を与える可能性があるからです。
今では、ほとんどのアプリが通知機能を利用します。不要な通知を無効にすることにより、バッテリーを節約できます。通知センターからの通知が発生することでバッテリーが消耗します。必要ないものはオフにした方がいいでしょう。
方法:
1 iPhone/iPadで「設定」アプリを起動します;
2 「通知」をタップします;
3 表示されたメニューのうち、必要のないものについてはオフにしておきましょう。アプリごとに通知のオンオフやスタイル、ロック画面に表示するしないなどの設定ができます。
AirDropは、写真やファイルなどをiPhoneやMac間で転送するための優れた機能です。ただし、利用時のみオンとするようにしたほうがバッテリーを長持ちさせることができます。 Bluetoothを使うと、数メートル程度の短い距離であれば最大24メガのデータ通信が可能となります。消費電力は少な目ですが、こちらも利用しないときはオフにしておきましょう。
iCloudによる同期でバッテリーを消耗するので、iCloudの同期の項目を減らして、必要な項目以外はオフにすることをおすすめします。
オフにするには、以下のように行ってください:
1 iPhone/iPad/iPod touchのホーム画面で「設定」を開らきます;
2 「iCloud」をタップします;
3 同期必要のない項目をオフにすると、iCloudはそれを同期しなくなります。すると、バッテリーの節約ができます。
おすすめ記事:iCloudの写真をパソコンに保存する方法 >
全ての通信を遮断する「機内モード」にすれば、電池の消費を減らすことが可能です。特に圏外や電波の弱い場所にいると、iPhoneが常に電波を探そうとするためバッテリーの減りが激しくなります。このような時はコントロールセンターを開き、機内モードをオンにするのが有効でしょう。
iPhone/iPadのバッテリーを長持ちさせる - 機内モードにする
以上、iPhone/iPad/iPod touchのバッテリーを長持ちさせる15つの方法です。本記事について、何かご質問がございましたら、遠慮なくご連絡ください。また、このガイドがお役に立てれば、FacebookやTwitterにシェアしてくれると嬉しいです。
また、お使いのiOS端末が重くなった場合はこちらのページを参考にどうぞ:22の方法で動作が遅いiPhone/iPadを軽くする >