iPhone のパスコードを忘れて「iPhone 使用できません」と表示されても、正しい手順を踏めば対処は可能です。本記事では、iPhone をパスコードなしで解除する方法を iOS 16〜iOS 26 の最新仕様に基づいて解説します。データを残したまま解除することはできませんが、初期化後に iCloud や PC のバックアップから復元することでデータを取り戻せます。ロック画面消去、iCloud、iTunes、専用ツールの違いや注意点を整理し、失敗しにくい判断基準を紹介します。
毎日、Face ID(顔認証)だけで快適にiPhoneを使っていたのに、ある朝バッテリー切れで電源が落ちてしまった。再起動すると突然「パスコードを入力」と表示され、普段は顔認証に頼りきりだったせいで、肝心のパスコードが思い出せない――。焦って何度か試すうちに、画面には無情な「iPhone 使用できません」や「セキュリティロックアウト」のカウントダウンが出てしまう。
もし今まさに、同じ画面を前に立ち尽くしているなら、その不安は本当によく分かります。大切な写真や連絡先、LINEの履歴が消えてしまうのではないか。まだ間に合うのか、もう手遅れなのか。検索しても情報がバラバラで、余計に怖くなることもあるはずです。
本記事では、パスコードを忘れてしまったiPhoneをどう判断し、どう進めるべきかを、失敗しにくい順に整理して解説します。
Face ID搭載モデル(iPhone X〜15)とTouch IDモデル(iPhone SE 第2・第3世代)を用い、iOS 16〜iOS 26環境で実機確認した内容をもとに、迷わず行動できる現実的な手順をまとめました。
結論から言うと、パスコードを忘れた状態で“端末内のデータを残したまま”ロックだけを解除する方法は、iOSの仕組み上ありません。
iPhoneのデータは暗号化されており、パスコードはその暗号化キーの一部として機能します。つまり、キー(パスコード)を失った状態で「中身だけ救出する」のは技術的に不可能です。どの方法を選んでも、最終的には初期化(リセット)が必要になります。
ただし、ここで誤解しやすいのが「初期化=すべてを永遠に失う」というイメージです。実際は、正しいプロセスを踏めば希望はあります。
バックアップがあれば、初期化は「終わり」ではなく「復旧のスタート」になります。逆に、怖くて放置し続けると、状況によってはUSB制限などが絡んで復元チャンスが狭まることもあります。まずはこの前提を理解したうえで、次の比較に進んでください。
iPhoneのパスコードなし解除は、ざっくり以下の4ルートです。大事なのは「どれが正しいか」ではなく、自分の状況で成功率が高い順に選ぶことです。
解除方法の比較と判断基準
| 解除方法 | こんな人におすすめ | 難易度 | Apple ID/パスワード | PC |
| 1. ロック画面「iPhoneを消去」 | iOS 15.2以降で、Apple IDパスワードが分かる | 低 | 必須 | 不要 |
| 2. iCloud「探す」 | 別端末から遠隔で消去できる/PCなし | 中 | 必須 | 不要 |
| 3. iTunes/Finder(リカバリモード) | 公式手順で進めたい/PC操作に慣れている | 高 | 必須 | 必須 |
| 4. 専門ツール(AnyUnlock) | iTunesが不安/エラー回避したい/操作を簡単にしたい | 低 | 条件付き* | 必須 |
* 重要: 専門ツールを使って「初期化」まで進められても、「iPhoneを探す」がオンだった端末は、初期設定でアクティベーションロック(Apple IDとパスワード)が必要です。つまり「Apple IDが完全に不明」の場合は、どの方法でも最後に詰まる可能性があります。ここは後半で正直に解説します。
iOS 15.2以降では、パスコード入力を何度も間違えたあとに、ロック画面に「iPhoneを消去」または「セキュリティロックアウト」が表示されることがあります。条件が揃っていれば、これが最短です。
使える条件
手順

iPhoneを消去
この方法は“PCなしで完結”しますが、ネットワーク接続やApple ID条件に左右されます。表示されない場合は、次の方法へ進みましょう。
PCが手元になくても、家族のスマホや別のPCからiCloud経由で消去できます。
手順

デバイスを消去
注意点
2ファクタ認証コードが“ロックされたiPhone”に届くとログインできない場合があります
→ SIMを別端末に挿してSMSを受け取る、信頼できる端末を使う、などの工夫が必要です。
PCがあるなら、最も王道の公式ルートです。ただし、ボタン操作のタイミングがシビアで、慣れていないと失敗しやすいのも事実です。

Androidパターンロックを強制解除 写真元:atmarkit.co.jp
iPhone 8 / X / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / SE(第2・第3世代)
PC側に「アップデートまたは復元が必要です」と出たら、必ず「復元」を選択します(アップデートではパスコード解除になりません)。

「復元」をクリック
重要:15分ルール(タイムアウト対策)
iOSのソフトウェアダウンロードが15分以上かかると、iPhoneが自動的にリカバリモードを抜けてロック画面に戻ることがあります。
その場合でも、焦らなくて大丈夫です。
こちらの記事もおすすめ:【無料】iPadリカバリーモードを解除する方法とできない場合の対処法
「リカバリモードがうまく入らない」「iTunesで不明なエラーが出る」「ボタンが壊れている」「とにかく操作を簡単にしたい」こういう場合に選択肢になるのが、専用ツール AnyUnlock です。iTunesのように細かい条件やエラーに振り回されにくく、画面の案内に沿って進められるため、PC操作が得意でない場合でも初期化まで到達しやすいのがメリットです。
AnyUnlockが役立つ代表ケース
⚠️ 正直にお伝えする注意点(ここが一番大事)
AnyUnlockは「画面ロック解除の工程」でApple IDパスワード入力を求めない場合があります。
ただし、「iPhoneを探す」がオンだった端末は、初期化後に必ずアクティベーションロックが出ます。その画面を突破するには、結局 Apple IDとパスワード が必要です。
つまり、
この点を理解したうえで、「公式手順が難しすぎる/エラーで進めない」場合の“現実的な近道”として検討するのが安全です。
操作手順
1.PCでAnyUnlockを起動し「画面ロックを解除」を選択

「画面ロックを解除」をクリック
2.iPhoneを接続して「開始」→ ファームウェアをダウンロード

「開始」ボタンをクリック
3.「今すぐ解除」をクリックして初期化を進める

「今すぐ解除」をクリック
4.解除完了

解除完了
初期化後、iPhoneは「こんにちは」画面(初期設定)に戻ります。ここからは次の順で進めます。
1.言語・地域・Wi-Fi設定
2.アクティベーションロックが出たらApple IDでサインイン
3.「Appとデータ」画面で復元方法を選ぶ
>iCloudバックアップから復元
>Mac/PCから復元(iTunes/Finderバックアップ)
4.復元完了後、写真・LINEなど同期の待ち時間が発生する場合あり(焦らず待つ)
バックアップがあるか不明な場合でも、iCloud写真や連絡先が同期されていれば“戻るデータ”はあります。初期化前に確信がなくても、復元段階で分かることも多いです。
はい、可能です。
ただし、実際に行うのは「ロック解除」ではなく、初期化して使える状態に戻すという意味になります。データを残したまま解除する方法はなく、初期化後にバックアップから復元するのが前提です。
「iPhoneを探す」がオンなら、基本的に必要です。
初期化後にアクティベーションロックが出るため、本人のApple IDでサインインできないと進めません。
Apple IDが不明なら、先にApple公式の復旧(iForgotなど)で確認・再設定を試すのが現実的です。
条件付きであります。
「iPhoneを消去」ボタン(iOS 15.2以降)やiCloudの「探す」はPCなしで可能です。ただし、Apple ID条件やネットワーク条件が揃わないと使えないため、無理に裏ワザ系に走るより、公式条件を満たす方法を優先してください。
初期化自体は可能でも、前の持ち主のApple IDが残っているとアクティベーションロックで止まります。
この場合、正規ルートでは「前の持ち主に解除してもらう」「購入元で対応してもらう」が必要です。解除できないまま進めるのは非常に難しいので、まずは販売者へ連絡してください。
「iPhoneが使えない」状態は本当に焦ります。でも、ここまで読めば、もう闇雲にパスコードを試して時間を伸ばす必要はありません。
初期化はゴールではなく、復元へのスタートです。落ち着いて、一つずつ条件を確認しながら進めれば、iPhoneは必ず“使える状態”に戻せます。
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