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iPad Proが起動しない・画面が真っ暗?原因と対処法まとめ

iPad Pro の電源を入れても画面が暗いままで起動しない…。このような症状は、ソフトウェアの不具合やバッテリーの問題など、さまざまな原因で発生します。本記事では、真っ黒な画面のまま動かない iPad Pro を復旧させるための基本的なチェック方法から、専門ツールを使った解決策まで詳しく紹介します。

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白川 澄羽 | 最終更新日:2025年11月3日
683言葉 |2分で読める

突然、いつも通りに使っていたiPad Proの画面が真っ暗になり、電源ボタンを押してもまったく反応しない──そんな経験はありませんか?充電もできているはずなのに、画面が点かず、まるで完全に故障してしまったように見えるこの状態は、多くのユーザーが直面するトラブルのひとつです。
本記事では、iPadが黒いまま起動しなくなる原因をわかりやすく解説した上で、自宅でできる5つの対処法と再発を防ぐための予防策をご紹介します。突然のトラブルでも慌てず、この記事を参考に適切な対応をしてみましょう。

iPad Proが真っ暗で起動しないときの主な原因

iPad Proが起動しない、画面が真っ暗になる状況は、多くのユーザーにとって非常に困惑する問題です。この問題は主に以下の三つの原因によって引き起こされることが多いですが、それぞれの背後にある具体的なメカニズムを理解することが、適切な対処法を見つける鍵となります。

原因一:iOSソフトウェアの不具合

iOSソフトウェアの不具合は、iPad Proが正常に起動しない、または画面が真っ暗にままの一般的な原因です。これには、iOSのアップデート中に発生したエラー、破損したアプリケーション、またはシステムのバグが含まれる場合があります。特に、新しいiOSバージョンへのアップデート後にこのような問題が発生することが報告されています。

原因二:ハードウェアの障害

画面の表示がまったくない場合、それはハードウェアの障害が原因である可能性があります。これには、画面の故障、バッテリーの不良、または内部接続の問題が含まれます。例えば、落下や水没などの物理的なダメージが原因で内部コンポーネントが損傷し、画面が暗くなることがあります。

原因三:電源問題

iPad Proが全く起動しない、または画面が真っ暗で反応がない場合、電源に関する問題が考えられます。これは、充電器の故障、充電ポートの損傷、またはバッテリー自体の老化や故障によるものかもしれません。充電不足や完全な電力喪失が原因でデバイスが起動しなくなることがあります。

これらの原因を特定することは、iPad Proの問題を解決するための第一歩です。原因に応じた適切な対応策を講じることで、多くの場合、デバイスを正常な状態に戻すことが可能になります。

原因四:バックライトの故障で表示が見えなくなるケース

iPad Pro の画面が一切反応しないように見えても、実は内部では動いている場合があります。これは、ディスプレイのバックライトが故障してしまい、映像自体は表示されているのに光が届かず、画面が真っ暗に見えてしまう状態です。電源を入れても何も映らないように感じたら、このようなバックライトの不具合が原因の可能性も考えられます。ハードウェアの修理が必要となるため、Apple サポートや認定サービスプロバイダに相談するのが確実です。

原因五:過熱による自動保護モードの発動

長時間の動画編集や高負荷のゲームアプリなどを使い続けると、iPad Pro 本体が高温になり、自動で動作を停止してしまうことがあります。このような場面では、突然電源が落ちたように見えたり、画面が真っ暗なまま起動しなくなったりすることがあります。これは、デバイスを保護するための安全機能であり、iPad Pro が一時的に起動しない状態に入っている可能性があります。まずは電源を切って、風通しの良い涼しい場所でしばらく休ませてから再起動を試してみましょう。

iPad Proの画面が真っ暗で起動しない問題の対処法

iPad Proが起動しない、画面が真っ暗に状態の原因を理解した上で、次に私たちの焦点はこれらの問題に対する実用的な解決策に移ります。幸いなことに、技術の進歩により、これらの問題を効率的に解決するためのツールが登場しています。

対処法1:強制再起動で起動しないiPad Proを復旧

iPad Pro が突然フリーズしたり、起動しなくて画面が真っ暗なままになっている場合は、強制再起動(ハードリセット)を試すことで復旧することがあります。以下は、ホームボタンの有無による操作手順の違いです。

ホームボタンがないiPad Pro(Face ID搭載モデル)

  1. 音量を上げるボタンをすばやく1回押して放します。
  2. 音量を下げるボタンをすばやく1回押して放します。
  3. 続けて、トップボタン(電源ボタン)を Appleロゴが表示されるまで長押し します。

※途中で画面が反応しない場合も、ロゴが出るまでしっかり押し続けてください。

ホームボタンがあるiPad Pro(Touch ID搭載モデル)

  1. トップボタン(電源)とホームボタンを 同時に長押し します。
  2. Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放します。
iPad Pro を強制再起動

iPad Pro を強制再起動

対処法2:AnyFixを使って画面が真っ暗で起動しないiPad Proを修復

iPad Pro の画面が真っ暗で起動しない場合、AnyFix を使えば数クリックで安全に復旧可能です。データを消さずに修復できる「標準モード」に対応し、初心者でも安心。iOS・iPadOS の不具合修復や、iTunes エラーの解消、システムのアップ/ダウングレード機能も搭載。ただし、深刻な場合は一部モードでデータ消去が必要になるため、事前のバックアップがおすすめです。

主な特徴:

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メリット

 デメリット

次にAnyFixでシステム不具合を修復する手順を紹介します。

1.AnyFixをPCにダウンロードし、インストールが完了したら、AnyFixを開き、iPad ProをUSBケーブルを使用してPCに接続します。
2.AnyFixがデバイスを自動的に検出したら、「システム回復」を選択します。

システム修復-1

システム修復

3.画面の指示に従って問題のタイプを選択して、「今すぐ修復」ボタンをクリックします。

システム修復-2

システム修復-2

4.デバイスの状況に応じて適当な修理モードを選択してください。

システム修復-3

システム修復-3

5.必要なファームウェアをダウンロードした、その後、問題の分析と修復プロセスを開始します。

システム修復-5

システム修復-5

6.修復プロセスが完了したら、iPad Proは自動的に再起動されます。この時点で、デバイスは通常通り起動し、画面の暗闇問題が解決されているはずです。

修復完了

修復完了

対処法3:リカバリーモードを使ってiPadを初期化する

電源が入らず、画面も反応しない状態が続く場合、リカバリーモードからの復元が有効な手段になることがあります。iPad Pro が一切反応しない、真っ暗なままの状態であっても、この方法でシステムを再インストールすることで改善が期待できます。ただし、この操作を行うと本体のデータはすべて消えてしまうため、事前のバックアップがあることが前提です。

操作手順:

  1. パソコンでiTunesを起動し、iPadをUSBケーブルで接続します。
  2. モデルに応じて、リカバリーモードを起動します:
  3. ホームボタン搭載モデル → トップボタンとホームボタンを同時に長押し
  4. ホームボタン非搭載モデル → 音量上ボタンを押してすぐ離す → 音量下ボタンを押してすぐ離す → トップボタンを長押し
  5. 画面にパソコンとケーブルのマークが表示されたら、リカバリーモードが起動しています。
  6. パソコン側に「復元またはアップデート」の選択肢が表示されたら、「復元」または「アップデート」を選択して操作を進めましょう。
「アップデート」を選択

「アップデート」を選択

対処法4:バッテリー切れを疑い、十分に充電してみる

iPad Pro の画面が黒いまま点かない状態は、実は単純にバッテリーが完全に切れているだけというケースも少なくありません。長時間使用していなかったり、極端な温度環境で放置していた場合は、充電を開始してもしばらく画面に変化が現れないことがあります。最低でも30分以上は充電を続けてみてください。併せて、使用中のケーブルや充電器が故障していないかの確認も重要です。

対処法5:ハードウェア故障を疑い、専門のサポートを受ける

充電ケーブルの交換やリカバリーモードの復元など、あらゆる対処法を試してもなお、iPad Pro の画面が真っ暗なままで一切反応がない場合、内部のハードウェアに問題が発生している可能性が高いです。特に、ディスプレイのバックライトやロジックボードに不具合があると、電源を入れても何の表示もされず、「まったく起動しない」ように見えることがあります。

こうした症状が続く場合は、Appleの公式サポートに相談するか、信頼できる修理業者に診断を依頼することをおすすめします。保証期間内であれば無償で修理・交換できるケースもあり、自己判断での分解などは避けたほうが安全です。iPad Proが動かなくなり、画面が暗いままという状態に悩んでいる場合は、専門家のサポートを早めに受けることで、デバイスを安全に復旧できる可能性が高まります。

よくある質問

Q.

iPadが突然暗くなったのですが?

A.

iPad の画面が突然暗転した場合、最初に確認したいのが「画面の明るさ設定」です。特に「自動調節」が有効になっていると、周囲の環境に応じて極端に暗く表示されることがあります。一度この機能を無効にしてみましょう。それでも表示が回復しない場合は、システムが一時的にフリーズしている可能性もあるため、強制的に再起動を試すことが効果的です。それでも改善しないときは、電池切れやiPadOSの不具合、あるいは内部パーツの故障が原因である可能性も視野に入れて対処していく必要があります。

Q.

急にiPadがつかなくなったらどうすればいいですか?

A.

突然iPadの操作がまったくできなくなった場合、まず疑うべきは電源やシステムの一時的な不具合です。電源が完全に切れている可能性もあるため、まずは充電ケーブルを接続してしばらく待ってみましょう。そのうえで、電源ボタンの長押しや強制再起動を試すことで、正常な状態に戻るケースもあります。それでも動作が回復しない場合は、iPad自体に深刻な問題があるかもしれません。初期化やリカバリーモードでの復元、あるいはAppleの公式サポートや修理業者への相談も検討しましょう。

Q.

iPadを強制的に電源を入れる方法は?

A.

ホームボタンが搭載されていないiPadを再起動するには、特定のボタン操作を順番に行う必要があります。まず、トップボタンに近い側の音量ボタンを軽く押してすぐに離します。次に、反対側の音量ボタンも同様に押してすぐ離してください。その後、トップボタン(電源ボタン)を長押しし続けます。Appleロゴが表示されるまで指を離さずに待ちましょう。これで、システムが強制的に再起動され、反応が戻ることがあります。

最後に

iPad Proが黒い画面のまま反応しないと、つい深刻な故障を疑ってしまいますが、実は多くの場合、適切な対処法を知っていれば自力で改善できます。この記事で紹介した5つの方法を試すことで、電源が入らないように見えるトラブルも落ち着いて対応できるでしょう。中でもAnyFixは、iPadが起動しない・画面が真っ暗といった症状に対して、高い修復成功率と分かりやすい操作性を備えた頼れるツールです。専門知識がなくても簡単に使えるので、できるだけ早くiPad Proの状態を元に戻したい方に最適な選択肢と言えるでしょう。

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白川 澄羽

大手スマホメーカーでの勤務経験を活かし、iOS端末のロック解除やアカウント管理、設定の最適化などをわかりやすく解説。長年の執筆経験で培った情報発信力が、多くの読者に支持されている。