iPhoneをリカバリーモードから解除する方法|初期化なしで直す手順も解説

iPhoneがリカバリーモードになって解除できない場合でも、すぐに初期化が必要とは限りません。 まずは強制再起動を試し、それでも改善しない場合は、MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリまたはiTunesで「アップデート」を行うのが基本です。 この記事では、iPhoneがリカバリーモードになる原因、初期化を避けながら解除する方法、 データが消えるケース、修理を検討すべき症状までわかりやすく解説します。

作者の画像 あい 最終更新日: 2026年03月20日

この記事のポイント

  • まずは 強制再起動 を試します。
  • 改善しない場合は、 Finder / Appleデバイスアプリ / iTunes でiPhoneを認識させます。
  • 「アップデート」と「復元」が表示されたら、 先に「アップデート」 を選びます。
  • それでも解除できない場合は、専用ツールまたは修理相談を検討しましょう。
方法 適用シーン データ消失リスク おすすめ度
強制再起動 軽度のフリーズ・一時的な不具合 なし ★★★★★
Finder / Appleデバイスアプリ / iTunes のアップデート 更新失敗・復元画面が消えない場合 低い(「アップデート」選択時) ★★★★☆
AnyFixでの解除 通常の方法で改善しない場合 低い ★★★★☆
復元 最終手段 高い ★★☆☆☆

上の表のとおり、まずは 強制再起動 を試し、改善しない場合は Finder / Appleデバイスアプリ / iTunes の「アップデート」 を優先するのがおすすめです。 「復元」 はデータが消える可能性があるため、最後の手段として考えましょう。

iPhoneのリカバリーモードとは?

リカバリーモードとは、iPhoneに深刻なシステムトラブルが起きたときに、パソコンを使ってiOSをアップデートまたは復元するための特別な状態です。 画面にケーブルとパソコンのアイコンが表示され、通常操作ができなくなるのが一般的です。

ただし、リカバリーモードになったからといって、必ずしも初期化しなければならないわけではありません。 症状が軽ければ、強制再起動や「アップデート」で元に戻せる場合があります。

iPhoneがリカバリーモードになる主な原因

iPhoneがリカバリーモードに入る主な原因は以下の通りです。

  • iOSアップデート中に電源が切れた、または通信が中断した
  • パソコン側の電源断やUSB接続の不具合が起きた
  • Finder / Appleデバイスアプリ / iTunesでの更新・復元中にエラーが発生した
  • iOSのシステムファイルが破損した
  • 落下や浸水など、基板やパーツの物理故障が起きた

とくにアップデートや復元の途中で止まったケースでは、いきなり「復元」へ進む前に、 初期化を避けられる方法から順に試すのがおすすめです。

iPhoneのリカバリーモードを解除する4つの方法

方法1.【初期化なし】強制再起動でiPhoneのリカバリーモードを解除する

もっとも手軽で、最初に試すべき方法です。軽度のフリーズや一時的な不具合であれば、 強制再起動だけでリカバリーモードが解除されることがあります。

機種によって強制再起動の操作は異なります。

  • iPhone 8以降(iPhone 15/16を含む): 音量を上げるボタンを押してすぐ放し、音量を下げるボタンを押してすぐ放し、 その後サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで押し続けます。
  • iPhone 7 / 7 Plus: 音量を下げるボタンとスリープボタンを同時にAppleロゴが表示されるまで押し続けます。
  • iPhone 6s以前 / iPhone SE(第1世代): ホームボタンとスリープボタンを同時にAppleロゴが表示されるまで押し続けます。

詳しい図解は iPhone全機種を再起動・強制的に再起動する方法 でも確認できます。

強制再起動を試しても画面が変わらない場合は、次の方法へ進みましょう。

方法2.【データを残したい場合】Finder / Appleデバイスアプリ / iTunesでアップデートする

パソコンに接続してiPhoneを認識させる方法です。MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリまたはiTunesを使います。 データを残したい場合は、 「復元」ではなく先に「アップデート」 を選んでください。

操作前にバックアップがあると安心です。まだバックアップがない場合は、 iPhoneバックアップソフト&ツールおすすめ6選 iPhoneバックアップの作成・確認方法 もあわせて確認してください。

  1. MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリまたはiTunesを起動します。
  2. USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。
  3. 「アップデート」または「復元」が表示されたら、まず 「アップデート」 をクリックします。
  4. 画面の案内に従ってソフトウェアのダウンロードと更新を進めます。
  5. 更新が完了すると、iPhoneが自動的に再起動することがあります。

なお、iPhoneがパソコンに認識されない場合は iTunesにiPhoneのマークが出ない時の対処法 、 iTunes自体が開かない場合は パソコンでiTunesが起動しない/開かない時の対処法 も確認するとスムーズです。

注意: 「復元」を選ぶと、iPhoneが初期化される可能性があります。 データを消したくない場合は、まず「アップデート」から試してください。

FinderまたはAppleデバイスアプリ、iTunesの更新・復元選択画面。データを残したい場合は「アップデート」を選択

FinderまたはAppleデバイスアプリ、iTunesの更新・復元選択画面。データを残したい場合は、先に「アップデート」を選択してください。

方法3.【通常の方法で改善しない場合】AnyFixで解除を試す

強制再起動でも改善せず、FinderやiTunesでもうまく進まない場合は、 iOSシステム修復ツールの AnyFix を使ってリカバリーモードの解除を試す方法もあります。

AnyFixは、リカバリーモードの切り替えに加えて、起動不良・リンゴループ・更新失敗などのiOSトラブルにも対応しています。ただし、端末の状態によっては解除できない場合もあるため、先に強制再起動やアップデートを試してから利用するのがおすすめです。

  1. AnyFixをダウンロード&インストール します。
  2. iPhoneをパソコンに接続し、AnyFixを起動して「リカバリモードの切り替え」を選択します。
  3. 「リカバリモードを解除」を選び、「解除」をクリックします。
  4. 処理完了後、iPhoneが通常状態に戻るか確認します。
AnyFixでリカバリモードの切り替えを選択する画面

AnyFixでリカバリモードの切り替えを選択する画面

AnyFixでiPhoneを接続して解析する

AnyFixでiPhoneを接続して解析する

AnyFixでリカバリーモード解除を開始する

AnyFixでリカバリーモード解除を開始する

AnyFixでリカバリーモード解除が完了した画面

AnyFixでリカバリーモード解除が完了した画面

方法4.物理故障の可能性がある場合は修理を検討する

落下・水濡れ・基板故障など、ハードウェアの問題が原因でリカバリーモードになっている場合は、 ソフトウェア対処だけでは改善しないことがあります。

次のような症状がある場合は、Apple正規サービスまたは信頼できる修理店への相談をおすすめします。

  • 充電しても反応しない
  • ボタン操作そのものが効かない
  • 画面が真っ黒のままで変化しない
  • 何度アップデートしても同じ画面に戻る
  • 落下や水濡れの直後から症状が出た

データが消える可能性がある操作・ない操作

データを残せる可能性が高い操作

  • 強制再起動
  • Finder / Appleデバイスアプリ / iTunes の「アップデート」
  • リカバリーモード解除機能の利用

データが消える可能性が高い操作

  • Finder / Appleデバイスアプリ / iTunes の「復元」
  • 初期化を伴う復旧作業
  • 重度のシステム破損に対する再セットアップ

解除できない時にあわせて確認したい関連記事

よくある質問

Q1.iPhoneのリカバリーモードは初期化しないと解除できませんか?

いいえ。まずは強制再起動を試し、それでも改善しない場合はFinder、Appleデバイスアプリ、iTunesで 「アップデート」を行うことで、初期化せずに解除できる場合があります。

Q2.iTunesがなくてもリカバリーモードは解除できますか?

はい。MacではFinder、WindowsではAppleデバイスアプリでも操作できます。 iTunesは主に旧環境や既存環境で利用される選択肢です。

Q3.「アップデート」と「復元」はどちらを選ぶべきですか?

データを残したい場合は、まず「アップデート」を選んでください。 「復元」はiPhoneを初期化する可能性があるため、最後の手段として考えるのが安全です。

Q4.アップデートしても解除できないのはなぜですか?

アップデートしても解除できない主な原因は、USB接続不良、パソコン側の不具合、iOSの深刻な破損、または物理故障です。 その場合は、上記の関連記事やシステム修復ツール、修理相談を検討してください。

Q5.パソコンがなくてもリカバリーモードを解除できますか?

一部の新しいiPhoneやiPadでは、近くにある別のデバイスを使って復旧できる場合があります。 ただし、本記事ではより多くのユーザーに共通する方法として、MacのFinderまたはWindowsのAppleデバイスアプリ、iTunesを使う手順を中心に紹介しています。

まとめ

iPhoneがリカバリーモードから解除できなくても、すぐに初期化が必要になるとは限りません。 まずは 強制再起動 、次に Finder / Appleデバイスアプリ / iTunes の「アップデート」 を試し、 それでも改善しない場合は AnyFix や修理相談へ進むのがおすすめです。

関連トラブルがある場合は、 iPhoneが認識されない時の対処 iTunesが開かない時の対処 iPhoneが動かない時の対処 もあわせて確認してみてください。

FinderやiTunesでうまく解除できない場合は、 AnyFix のようなiOS修復ツールを検討するのも一つの方法です。

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