動画ファイル「TS」が再生できない?そんな時は「MP4」に変換しよう!

この記事では「TS」ファイルの概要と、再生するために「MP4」に変換する方法について解説していきます。

作者の画像 ばくてい 最終更新日: 2023年07月26日

「TS」ファイルは、デジタル放送が一般的になった昨今、大活躍している動画ファイル形式です。

テレビやDVDを見ている分には気にならないのですが、いざ「.ts」というファイル形式となると通常の動画プレイヤーで再生できないという問題に直面します。

そこで今回は「TS」ファイルの概要と、「MP4」ファイルへの変換方法を解説していきます!

「TS」ファイルとは?拡張子「.ts」について

「TS」ファイルとは、「Transport Stream(トランスポートストリーム)」という動画ファイル形式のひとつです。

「MPEG2 TS」という形式の動画を、そのままファイル形式にしたものになります。この「MPEG2 TS」は、デジタル放送のように動画や音声のデータを決められた大きさ(パケット)に分割してやりとりすることを目的として作られたデータ形式です。

これは、デジタル放送やBSデジタル放送をはじめとしたテレビ番組のデジタル放送規格として使用されており、映像を録画する機器やDVD、ブルーレイディスクのような記録媒体に書き込む形式として一般的に採用されているので、馴染みのあるファイル形式といえます。

これをパソコンで、ファイルとして認識する場合に付与される拡張子が「.ts」です。

他にも、「.m2ts」などの拡張子で記述されることもあります。

「.ts」ファイルがWindows media playerで再生できない?

写真元: apprisejp.xyz - 「.ts」ファイルがWindows media playerで再生できない

写真元: apprisejp.xyz – 「.ts」ファイルがWindows media playerで再生できない

Windowsに標準搭載されている「Windows media player」で再生しようとしたのに、できないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず。

先ほどもご説明しましたが、本来著作権の掛かった放送の送受信に使用される「MPEG2 TS」というファイル形式が「.ts」ファイルの正体です。

つまり、放送をそのまま正規ルートで再生していればこのような問題が出ることはありません。

しかしダウンロードで入手したような動画であればその限りではなく、「.ts」ファイルとなっている場合もあるでしょう。

このような経緯から、Windows公式の動画プレイヤーで再生できないのも納得できるところです。

しかし、再生する方法は存在しています。

その例が、以下の方法です。

  1. 「.ts」ファイルに対応した動画プレイヤーで再生する(GOMプレイヤー、VLCなど)
  2. 再生可能な形式に変換する

この記事では、「2.再生可能な形式に変換する」という方法についてご紹介していきます。

オンラインのファイル変換サイトを利用して再生可能な形式に変換する方法

写真元: convertio.co - オンラインのファイル変換サイトを利用

写真元: convertio.co – オンラインのファイル変換サイトを利用

ダウンロードして利用する、動画ファイル変換ソフトも存在しています。

FonePaw スーパーメデイア変換」や「VideoSolo 究極動画変換」がそれに当たるのですが、優良である場合がほとんどです。(無料体験版は存在します)

しかし、どうせなら無料で手軽に変換したいですよね?

そこでオススメなのが「Convertio」です。

「Convertio」はWEBブラウザを使ったオンライン上でファイルを変換することができるサイトですので、手軽にファイル変換が可能になります。

「TS」ファイルを、一般的な「MP4」ファイルなどに変換してしまえば、お手持ちの動画プレイヤーで再生することも可能になるのです。

手順は実に簡単。

  1. 「ファイルを選ぶ」で「TS」ファイルを選択してアップロード
  2. 動画ファイルの変換がスタート
  3. 解像度やアスペクト比などの調整を実施
  4. 動画ファイルをダウンロード

これだけです。非常に簡単なので、是非一度お試しください。

おすすめ:PCの動画をiPhone/iPadに移行する

普通に、動画はサイズが大きくて移行に画質の要求が高いため、専門のデータ転送ツールを利用して動画を移行する方法は一番便利かと思います。

AnyTransという全世界で1000万以上のユーザーが愛用するiOS転送ツールを試してみてはどうですか。

AnyTransはPCからiPhone/iPadに動画を入れる場合、他の方法と比べて持っているメリットは:

・必要な動画・ビデオだけをiPhone/iPadに入れ、iPhone/iPadに既存のデータを上書きしない

・操作がとても簡単で、数クリックで転送が完了

・動画形式変換と転送は同時に行う

・動画の画質は劣化しなく、元の高画質を維持できる

そして、AnyTransは無料体験版と有料版を提供していて、まずは「体験しよう」という感じでデータ転送を試しましょう。

ここではAnyTransをダウンロードして体験できます:

無料ダウンロード(Win版)  Windows全般で動作可能 無料ダウンロード(Mac版)  Mac全般で動作可能

無料体験ウイルス検査済み

1: AnyTransをお使いのパソコンで起動 > iPhoneを接続します。

2:「+」ボタンをクリックして、コンテンツをiPhoneに追加します。

データをデバイスに追加

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3: コンピュータからiPhoneに転送したい動画を選択 > 「開く」をクリックします。

AnyTransでパソコンの動画をiPhone・iPadに入れる

AnyTransでパソコンの動画をiPhone・iPadに入れる

注:ビデオのファイルを選択する時、Ctrlを押すと、複数のファイルを選択できます。

結論:オンラインで変換して再生しよう!

有料の動画プレイヤーで再生するのも良いですが、無料で手軽に変換できるサイトが存在しているので、このサービスが提供されている間は活用しない手はないでしょう。

オンラインにアップロードして変換する仕様上、ネット環境によっては大きなファイルを変換するのに時間がかかるかもしれませんが、変換方法はとても簡単です。

再生できないと諦めてしまう前に、お試しになってはいかがでしょうか?

もし、動画を転送したいなら、AnyTransをダウンロードして体験したらどうですか?

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iOS&Androidデバイスの愛好者として、デバイスの使用をもっと便利にする裏技について色々書いています。

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