「IPSW署名なし」iOSダウングレードの方法

iPhoneを最新のiOSに更新して、新しい機能が体験できると思ったが、逆に多くの問題が発生し、パフォーマスの低下に繋がる原因になります。その時、ダウングレートしたいとしても署名なしのIPSWに遭遇したら困ります。この記事では署名なしのIPSWでもiOSダウングレードできる方法を紹介します。

作者の画像 ばくてい 最終更新日: 2021年12月21日

普段定期的に行うiOSのアップグレードですが、偶にはアップグレード後に不具合が起きたりすることがあります。例えば、iOSデバイスのスピードと効率が下げることとか、仕様が変わることで使いつらいこととかが挙げられます。なので、前のバージョンに戻りたいとiOSを古いバージョンにダウングレードする必要があります。その時、もし古いバージョンのIPSW署名が切れてしまうのなら、iOSのダウングレードができるでしょうか。下記でその方法を見ていきましょう。

IPSWとは何か

そもそも、IPSWファイルとは何か?また、IPSW署名がないと一体何が起こるか?それをまとめて説明しましょう。

実は、IPSWファイルとはiPhoneSoftwareの略で、Apple社が開発したデバイスソフトウェアアップデートファイルです。簡単に言うと、IPSWとはiOSファームウェアをiOSデバイスに直接インストールする時必要な特定のファイル形式です。

そのため、iOSには署名されているIPSWしかiPhoneにインストールできる仕様になっています。普通、新しいバージョンがiOSデバイスにインストールされると、2週間後大体前のバージョンの署名が切れてしまいますので、その点については注意しておいてください。

なので、もし最新バージョンにアップデートしてから2週間以内にダウングレードしていないと、前のバージョンにダウングレードすることが理論上不可能だということです。

署名なしのIPSWでもiOSダウングレードできるのか

IPSW署名がない時、もしiOSをダウングレードしようとするなら、iOSデバイスを脱獄させるほかありません。でも、一旦iPhoneを脱獄されると、安全性において非常に大きなリスクがあることと、操作が難しくてスマホに悪い影響を及ぼす可能性があります。まずは手順を細かく確認してから操作を進めましょう。

IPSW署名なしでiOSをダウングレードする事前準備

脱獄してダウングレードする前に、まずは事前準備することがお勧めです。

1.SHSHを保存する

このSHSHとは、各デバイスのIPSWファイルをパーソナライズするために使用されている署名書の一つです。これによって、信頼できるソフトフェアがiPhoneにインストールできます。なので、SHSHが保存されていない場合、古いバージョンのiOSにダウングレードすることができません。それで、SHSHの保存方法を紹介しましょう。

a. iPhoneデバイスをパソコンに接続し、iTunesを起動します。

b.iPhoneのECIDとモデルID番号が必要なので、それを見つけます

iTunesでiPhoneアイコンをクリックし、「概要」をクリックすると、右側にシリアル番号が見つかります。

c.そして、3回連続クリックして「UDID」「ECID」「モデル識別子」が表示されますので、その中からECIDとモデル識別子をコピーして、安全なメモ帳に貼り付けてください。

2.iPhoneをDFUモードにしてからダウングレードする

SHSHデータが保存したら、iPhoneをモデルごとにDFUモードに入る方法を紹介します。

a. iPhone8以上の場合

まずはiTunesを起動して、iPhoneをパソコンと接続してからスマホをシャットダウンします。そして、電源ボタンを3秒押し続けて、同時に「音量下げボタン」を10秒押してください。最後、「電源ボタン」を放し、「音量下げボタン」をそのまま押し続けると画面が黒くなリます。

b. iPhone7/iPhone7 Plus

最初はiPhone8と同じく、iTunesを起動して、iPhoneをパソコンと接続してからスマホをシャットダウンします。そして、再度iPhoneをオンにします。スマホの「電源ボタン」と「音量下げボタン」を同時に押し続けて、Appleマークが消えるのを待ちます。マークが消えたら電源ボタンから指を放し、「音量下げボタン」を10秒押し続けてください。

c. iPhone6やiPhoneSEなど前のモデル

iTunesを起動して、iPhoneをパソコンと接続します。iPhoneをシャットダウンしてからまた電源を入れて、スマホ画面の画像が消えるまで「電源ボタン」と「ホームボタン」を同時に押し続けてください。最後、「電源ボタン」を放し、「ホームボタン」を約10秒押し続けます。

上記では、署名なしのIPSWでiOSをダウングレードする操作方法と事前準備を紹介しました。そのあとはiPhoneを脱獄し、他のツールを使ってダウングレードへ進めばいいと思います。

追加Tip: 【iTunesを使わない】AnyFixを利用してiOS/iPadOSをダウングレード

IPSW署名あるの場合に、どのようにダウングレードできますか?iTunesでできますが、操作が複雑で初心者にとって使いにくいです。そのため、ここで、iTunesを使わずに、iPhone/iPad/iPod touch/Apple TV向け専用のシステム修復ソフト – AnyFixをおすすめします。

数クリックでiOSのバージョンを戻したいバージョンにダウングレードできますから、今すぐダウンロードして体験しましょう。

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ここで、iOS 13.6からiOS 13.5.1へのバージョンダウンを例にします。

Step 1. AnyFixを起動して「iOS/iPadOSのアップグレード・ダウングレード」をクリックします。

「iOS/iPadOSのアップグレード・ダウングレード」をクリック

「iOS/iPadOSのアップグレード・ダウングレード」をクリック

Step 2. iPhoneをUSBケーブルでパソコンと接続して右部分のダウングレードを選択して「スタート」ボタンをクリックします。

「1クリックでiOS/iPadOSをダウングレード」を選択

「1クリックでiOS/iPadOSをダウングレード」を選択

Step 3. 自分の必要によってiOSバージョンを選択して「ダウングレード」をクリックします。

「ダウングレード」ボタンをクリック

「ダウングレード」ボタンをクリック

Step 4. ダウングレードプロセスを待って、終わったら、iOS 13.6からiOS 13.5.1に戻すことができます。

iOSダウングレードが終了

iOSダウングレードが終了

  1. IPSWファイルが未ダウンロードの状態なら、対応するファームウェアバージョンをダウンロードする必要があります。
  2. iOSのダウングレードが失敗したら、iPhoneがリンゴループになる可能性がありますから、安定なネット環境で操作するのをおすすめします。

iOS 14 から iOS 13.6にダウングレードする動画を参考にどうぞ。

まとめ

今回はとても手間のかかるiOSダウングレード方法を紹介しました。その中、IPSWの署名がないと尚更困難で、iPhoneを脱獄させないとできないため、多くの初心者にとって、問題が発生しやすい作業であります。また、iOSをダウングレードすると、iPhoneのデータが消えるリスクもありますので、事前にバックアップをとっておくと無難です。

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iOS&Androidデバイスの愛好者として、デバイスの使用をもっと便利にする裏技について色々書いています。

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